流星群 ‖




えー騙されたー








詐欺師だよー









女の子騙したよー?









しかも女のくせにとか言ったよー










痺れを切らした私は怒鳴った









奏「今は男だー!」









?「え、そこ?」










と言われたので頷いておいた








?「フッ、ははははっ!お前おもしれー!なんか喧嘩する気失せたし。あんたが本物だろ?仲間ならいるっちゃ要る。おーい、連れてこーい。」










こいつだいぶ緩いな
↑人のこと言えない










そこで出て来たのは








一応言うよ








蓮と翠だけど









星「うーん。なんで無傷なのさ?そしてなんで笑ってる⁈」








2人は耐え兼ねたのか爆笑しだした











蓮「ハハッ、だってさっきのセリフは無いだろ。無傷じゃ悪りぃかよ?こいつ等くそ弱ぇーから。でも暇だったから付き合った?だから来なくても良かったのに。」








翠「なんかごめんね?クスッ」









星「へぇ、暇だったからか。電話は繋がらないし屋上には来ないし。心配して紘達にも繋がるか確認したのに。理事長にも言ったのに.........最低っ!酷いっ!」











そう言い放ち私はバイクに飛び乗った









涙で視界が歪む









普通こんな事ってある?










暇だから付き合った?
無傷で悪りぃか?
来なくて良かった?








っざけんなよ!!







確かに彼らが無傷なのは良かった










だけど私は心配したのにっ........











星「.......うぅ...........ぐすっ......ふぇ.......」












気付いたら颯風の前で








時間が時間だから下校中の生徒もちらほら











やばいと思い私は乱華に行った










玲央に何て言おう?









ただでさえ自分に責任感じてたのに









バイクに跨ったまま言い訳を考えてた









結局あいつが誰なのかも分からないままだし








何がなんだか分かんないよ










そう言えば寮の事も聞いてない










だけどめんどくさくなって










私は再びバイクを出した










少し離れただけなのに違う街










それが新鮮でだけど少し違和感










馴染んでた街が恋しくなる














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