流星群 ‖



?「おい、聞いてる?無視してんじゃねぇよ!」
?「まだ生きてんの?」
?「お前はこの学校にはイラねぇんだよ!早く消えろよ!裏切り者!」















?「.........ゔぅ........ぐっ、......「あれ、君も散歩?」






?「は?お前誰⁈」
奏「昨日やって来た無名の転校生くんでーす。星綺麗だよねー。あれね北斗星って言うんだー。」



彼は黙って聞いてた








いやただ聞き流してた







別に私は構わないから







一人でしゃべってた








不意に彼は言った







?「何も聞かねぇの?」








って聞いて来たから








奏「名前教えて?」







って言った










?「久保田慧矢(くぼたとしや)。2-B。それだけでいい?」
奏「慧矢かぁーいい名前だな。私なんか一文字だしさー。苗字だって月好きなのに月無いしってね。」






なーんて雑談しながら星を眺めた









そしてだいぶ経って








奏「さて、そろそろ帰ろっか。君も風引くなよー。じゃあな。」










彼の涙を私はあえて聞かなかった














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