君の大切な物は何ですか〈修正中〉
第一章

始まり

大好きだったよ・・・





ずっとずっと大好きだよ。




「ほーら灯(アカリ)!早く食べないと遅刻するよ!」




「はぁいはい。」


って・・・やっばーーー遅刻!!!

「お母さん!もっと早く起こしてよ!」


それだけ言い残して家を出た。

学校までなんとか走りぬいた。


ガラッ



セーフ!


じゃなかった・・・


教室を見渡すと、全員が席について、私はクラス全員の視線を浴びた。


「こらぁ!兼田(かねだ)!遅刻か?」



「はい・・・すいません。」

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