君の大切な物は何ですか〈修正中〉
でも、私は…


「もういいよ。一からやり直そうよ。」

「うわぁぁぁぁん!」

安田は泣き崩れた。


「泣かんといてよ。」

「ごめんねぇ…」


「もういいって!

涙で濡れている安田の顔

「ねぇ安田さんの下の名前って?」


「愛嘉…」


「愛嘉って呼ぶよ。これから!」


泣いている愛嘉の手をずっと握っていた。


そんな様子を真田は微笑ましい表情で見ていた。


「真田さんの下の名前は…?」


「愛桜。」

「あいらかぁ…愛の桜って書くんだね。」
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