君の大切な物は何ですか〈修正中〉
突然安田がロッカーからバスケットボールを出した。




バシッ




痛いっ




安田の投げたボールがアタシに当たった。




いや、わざと当てたのだろう。





ドンドン当ててくる。




痛い



痛い



痛い



「や…め…やめてよ!」



どんなに声をあげてもとどかない。



コツ…コツ…



「やばっ担任だ!」



あたしは床に倒れたまま。




ガラッ



先生が入ってきた。





「ん?なんだこの空気。って兼田どうしたぁ?」



チクるなの目線を安田が送ってくる。



「は…はは転んじゃって。はははは…」



「そうか。気をつけろよ。」
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