冷蝶と呼ばれた女



私は、瑠綺の腕を掴んだまま歩き出した。


瑠綺「おい、離せよ」

瑞稀「……………」


瑠綺「きぃーてんのかよ?」

瑞稀「何?

私の事は聞かなかったのに、
自分の事はきぃーてくれってか?」


瑠綺「うぅ~」


瑞稀「掴まれるのが嫌なら、

ゲームセンター来てくれるよね?」


瑠綺「………分かったよ。

行きゃぁいいんだろ?」


瑞稀「そう来なくっちゃ‼」




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