☆君と見た星空☆
私はリビングにカバンを取りに行く。

「お母さん、行ってきます」

私はお母さんに一言声をかけ、学校に行く。

「いってらっしゃい」

お母さんがそういうのと同時に、私は玄関の戸を開ける。

今日は、雲一つない快晴。

1学期を締めくくるのにはぴったりの天気だ。

「今日の星は綺麗だろうなー・・・」

私の趣味は天体観測。

特に、今日みたいな天気の星を見るのは。

てまぁ、みんなは興味を持ってくれないけど・・・。

そんなことを思いながら学校に足を進める。

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学校に着いた。

いつもより人が多い気もするけど、気にしない。

私は下駄箱から自分の靴を取り出す。

そして、迷うことなく自分の教室まで行く。

「麻琴ーっ、おはよー!!」

「柚宇、おはよ」

彼女は石井柚宇(いしいゆう)。

あたしの中学からの親友。

「明日から夏休みだよねっ!いっぱい遊ぼうね!!」

テンションが高い柚宇。

「そうだねっ、いっぱい遊んで、いっぱい出かけようね」

「わーい」とはしゃぐ柚宇はまるで幼稚園児。

そんなこと言ったら怒ると思うけど。

「おらー、席座れー」

担任が教室に入ってきたから、あたしたちは席に座る。










この時はまだ、君のことは知らなかった。


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