☆君と見た星空☆
「ちなみに、3年」

年上ですかっ!!

「あの、私1年なんですけど・・・」

「おう、知ってる」

なんで知ってるんだろ・・・。

「いつも上から見てた」

上から?

「あそこ」

先輩が指をさした方向に目をやる。

「あそこのはしご登った上から見えてた」

へぇー、いつもあそこにいたんだ。

「たまに、お昼寝邪魔していいですか?」

「俺の昼寝邪魔したらお仕置きだぞ」

先輩の目がいたずらっ子みたい。

冗談で言ったのに・・・。

「冗談ですよ」

ちょっと膨れてつぶやく。

「ま、邪魔してくれてもいいけどな」

ニコッと笑う先輩。

太陽の光が先輩の顔に反射して、とても綺麗に見えた。

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