チャラい奴に恋をした☆






チャポン。

お風呂につかると、水音が響く。

はぁ、とため息がもれた。

何でだろう。大事なファーストキスを
奪われたのに全然ショックじゃない。

もしかして、やっぱり私は佑都がー…

そこまで考えて、ハッとした。
いや、ありえない。

ぶんぶんと首をふる。





佑都が頭から離れない。
好きじゃない、好きじゃないっ!


自分に言い聞かせながら、
確かに揺れる心を自分で感じていた。



…キスのせいだっ!!

< 123 / 201 >

この作品をシェア

pagetop