チャラい奴に恋をした☆
「海花!ねぇ、海花ってば!!」

肩を揺さぶってみて、私ははじめて
気がついた。

海花の目は真っ赤で。
まつげはキラキラと濡れてて。

あぁ、泣いてるんだ、って。

「大丈夫?」

何があったのかわからないけれど
頭をよしよし、となでてみた。

すると。

海花は。



私の手をパシッと叩いた。







幸せなんて、すぐにぶち壊される。
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