チャラい奴に恋をした☆
ギロッ

そんな効果音がつきそうな顔で私は
睨まれた。海花に。

そんな顔も可愛いけどねー。

「だまらっしゃい!!」
「ひっ!」

思わず悲鳴みたいなのがでてしまった。
てか、だまらっしゃいって言われるほど
喋ってないんだけどっ!!

「杏奈は私に相談してきたでしょ?」
「まぁ…はい。しました。」

なぜか敬語になってしまう。

「その時点で気になってんの!!」
「…なるほど。」
「イコール恋!!おーけー?」
「NOー。」

だって百歩譲って気になってるとしても
ぜったい恋じゃないもん。

誰があんな奴。


そんな私を見て海花は笑った。

「確かに恋って決めるのは早いね。」
「わかれば、よろしい。」

バコッ

調子にのって上から目線でいったら
頭をたたかれた。
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