チャラい奴に恋をした☆
「言わねーよ。本当に可愛い奴だけ。」
「私に言ってる時点で嘘でしょ。」
「杏奈の無自覚ー。鈍感ー。ばかー。」

…散々な言われようだな。
佑都とこんなやりとりをしていたら

「黒崎さん。」

遠藤君に話しかけられた。

「ん?何?」
「えっと俺と黒崎さん今日、日直でさ、
先生に呼ばれてるんだ。」
「了解ー。いつ?」
「昼休みだよ。」

わー。急いで食べなきゃな。

「わかった、ありがと。あっ、後さ別に
黒崎さんじゃなくて杏奈でいいよ。」

すると遠藤君はぽかんとして固まった。
あれ、なれなれしかったかな?

反省モードに入りかけたとき

「えっ、マジでいいの?杏奈で!!」

ぱあっと笑顔になる遠藤君。
なんか可愛い。
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