空と虹の境界線
沖田さんと話している平助君の顔も、どこか不機嫌だし。
その表情を見て、また沈んだ。
「どうかしたんですか?」
そう、心配そうにわたしの顔を覗き込む永久さん。
その澄んだ目に、顔を泣きそうに歪ませた、わたしの顔が映った。
・・・情けない顔。
「何でも、ないですよ。それより永久さんって、沖田さんといつお知り合いになられたんですか?」
「それならいいんですけど・・・私が総司と知り合ったのは・・・」