空と虹の境界線
わたし達と反対側にいる沖田さん達は、さっきとは違い・・・
なにやら、こそこそとしていた。
沖田さんときたら、物凄く真剣な顔をしている。
あの沖田さんが、あの表情だ。
きっと、それほど重大なことなのだろう。
ジィッと沖田さんを見つめる永久さん。
何かを決心したような・・・そんな顔をしていた。
「総司・・・さっきはごめんなさい」
立ち上がり、沖田さんに謝る。
きっと、わたしを助けてくれる前に何かがあったのだろう。
そんな永久さんに、沖田さんも口を閉ざす。