空と虹の境界線


わたし達と反対側にいる沖田さん達は、さっきとは違い・・・


なにやら、こそこそとしていた。


沖田さんときたら、物凄く真剣な顔をしている。


あの沖田さんが、あの表情だ。


きっと、それほど重大なことなのだろう。



ジィッと沖田さんを見つめる永久さん。


何かを決心したような・・・そんな顔をしていた。



「総司・・・さっきはごめんなさい」



立ち上がり、沖田さんに謝る。


きっと、わたしを助けてくれる前に何かがあったのだろう。


そんな永久さんに、沖田さんも口を閉ざす。

< 17 / 71 >

この作品をシェア

pagetop