空と虹の境界線
*藤堂 平助side*
「はぁ――――・・・」
「さっきから一体何なんだよ?」
溜息つきっぱなしの僕に、総司からの冷たい視線が送られる。
さっきまでは、もう少し柔らかい口調だったんだけどな・・・
きっと、これが素の総司なんだろう。
あの永久さんの前でも、この人格だ。
あの人は・・・総司のこと、本当に大切に思ってるのだろう。
それに比べて僕は・・・
「はぁ――――・・・」
「だから、さっきから何なんだよ!?」