空と虹の境界線
本当、情けないな。
総司と永久さんみたいに、素で話せない。
鈴が、いつもと違うように見えて仕方ないんだ。
「総司・・・どうしたら、二人みたいになれんの?」
「・・・は?」
呆れたように僕を見る総司に、助けを求める。
冷たい・・・冷たすぎる!!
「はぁ、どうせ睦月さんと上手くいってないんだろ?」
お茶をすすりながら、鼻で笑う総司。
こいつ・・・今、絶対機嫌悪いな・・・うん。
絶対にそうだ。
「どうせ、って酷くない?まぁ、実際そうなんだけど・・・」