空と虹の境界線


「――――嫌われたかな、僕」


「俺だったら、今の平助イヤ」



暑さの中、僕の周りだけ空気が冷たい。



「まぁ、総司は永久さんと上手くいってるもんな」



そう口に出したら、さらに気分が落ち込んできた。


だけど、そう言った僕を総司は横目で見て・・・



「平助。普通に、周りの目なんて気にせず隣に並べるだけ・・・

幸せだと思えよ?」



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