空と虹の境界線
こんな暑い中、よくもまぁ、これだけ食べれる
見てるだけでもうなんかお腹いっぱいだった。
のにっ!!!!!!!!!!!!!!!!!
「遠慮するなって!」
そう言って私を引き寄せ、口に甘味を突っ込んでいく総司。
や、やだ。
やだ。
やだ!
「ぃ、ゃああぁあぁあぁ!!!!!!」
あの日の事は忘れたくても忘れない。
それに、それから私が二週間甘味を食べられなくなった事を総司は知らない
そんなことを思い返しているとどこか浮かない顔をしている睦月さん
その目線の先にはやっぱり藤堂さん
お節介かもしれないけど、睦月さんの悲しそうな顔を見るとほっとけなくていつの間にか私は
「どうしたんですか?」
そう声をかけた。