空と虹の境界線



そう思った時だった鈴ちゃんが私の方を見て口を開く


「わたしは、永久さん...私あなたのようになりたかった...」



私のように...?




「...なんで?私みたいになっても...辛くなるだけだよ?」




そう。辛い


鈴ちゃん達のように時代が違うわけじゃない

生きている時が違う訳じゃない



だけど...会えるようで会えない

触れられるようで触れられない

愛し合えるようで愛し合えない


ううん。
愛しあってはいけない...



それが何より辛い。






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