空と虹の境界線
「へえー叫ぶの?」
やっと総司がこっちを向いたと思ったら真っ黒い笑み。
「さっ...叫ぶよ!!!!!」
少し、総司の黒さに怖じけつつもしっかりと自分の意思を述べる。
「ふーん。叫べよ。叫んだ瞬間に永久の口塞いであげるから。」
ニヤリと笑いながら私の唇をなぞる総司。
「や、えっ.......」
戸惑いながら総司を見る。
まさかまさか叫んだら塞ぐの?
接吻で.....?
口づけで....?
「それでも叫びたい?」
グイッと総司の顔が一段と近づく。
ふるふると首を横にふる私。
「そうかだったら........な?」