空と虹の境界線
「えっ!!!!」
引っ張られていきなり止まられたら.....
そゃあ....総司の背中にぶつかるよ.....ね。
「な、どうしたのッッ!?」
私の質問には答えず、鋭い眼差しで前を見る総司。
「ん?」
一体どうしたんだろ?
そっと前を向くと不逞浪士に刀を降り下ろされ
ている子供の姿。
「ッッ!!」
助けないと!
そう思って身を乗り出そうとすると総司がグッと私を抑える。
「ここで待ってろ。絶対、出てきたりするなよ。」
「でもっ....!!」
危ないよッ!!!!
そういう前に総司がわたしにニヤッと笑い、「俺は新撰組一番組組長沖田総司だぜ?」
そう言って、刀にてをかけながら走っていく。