私の大切な王子様♪

「なに目に涙浮かべてんだよ!」


そう言いながら繰り返し殴る。


痛いのを必死に耐える。助けて。助けて。春馬。


「痛っ…」


今度は金属で足を殴られた。


とうとう私は痛さに耐えられなくなり涙を流してしまった。


「どう、痛い?もっと痛くしてあげようか?」


先輩は笑いながら私に話しかけてくる。


でも、3人いた先輩方のうち1人の先輩が


「そろそろやばいんじゃね?うちら見つかったらやばいよ」


そうしてもう1人の先輩が


「だね。んじゃ帰るべ!」


そう言って先輩方は帰っていった。



助かった…。私生きてる…。


やばい。足の骨折れたかもしれない。


そーいえば今何時だろう。


朝登校してすぐに呼び出されたからわかんないや。


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