私の大切な王子様♪

どーやって連絡とろう。


あ、携帯あったんだ。壊れてないかな。


私は携帯をポケットから取り出して、壊れてないのを確認するとホッとした。


今何時だろう。


…10時00分だ。2時間目の最中か。


どーしよ。足は痛いわ、お腹も痛いわ、背中も痛いわ…。もーやばいわ。


そう思っているとえりから電話がきた。


「もしもし。今どこにいんの?」


えり、サボってるんだ。


「えり…た、た…すけて」


「どーしたの、日向?なんかやばそうだけど」


「た…すけ…て」


「わかった。今行くから。どこにいるの?」


えりが来てくれる。


私はそう安心して意識を落としてしまった。

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