私の大切な王子様♪
それから、授業を受けても何も頭には入ってこなかった。
「おーい、おーい。ヒナ大丈夫?今日ずっと上の空だよ?」
「うん。大丈夫だよ」
なんで・・・。私を嫌いなはずの春馬が私を病院まで運んでくれたの?
いいのかなぁ。期待しちゃって。
春馬side
暇だな。そーいえば、今日日向俺のとこ来ないな。
って、何に考えてんだ?しかも、寂しいとか思っちゃってるし・・・。
多分あれだな。毎日俺の所に来てたから、騒がしいやつがいないと寂しいんだ。
そう考えてると俺の所に息を切らした捷太がきた。
「春馬、大変だ。ハァ・・ハァ。今えりから連絡がきて、広瀬が体育館裏で倒れてるらしいんだ」
俺はそれを聞いた瞬間考えるよりも先に体が動いていた。