私の大切な王子様♪

そう思っていると、手術中のランプが消えた。


そして、先生が出てきた。


「手術はうまくいきました。けど、いつ意識は戻るかわかりません」


「わかりました。ありがとうございます」


俺はそう言って頭を下げた。


横にいた捷太が「おい、広瀬出てきたぞ。行ってやれ」と、俺に言ってきた。


捷太、完全に俺の気持ちわかってるな。さすが、俺の親友。


「あぁ、言われなくても行ってくるよ」


俺はそう言って、日向の所に向った。


行って日向を見てみると顔にはガーゼ、腕・足・お腹周りは包帯でぐるぐる巻きになっていた。


俺は目を背けそうになったけど、ちゃんと見なきゃいけないような気がして目をそらせなかった。








< 45 / 71 >

この作品をシェア

pagetop