私の大切な王子様♪
「え?まって。期待していいってことは私のこと・・・」
「あーそうだよ。好きなんだよ、日向のことが」
うそ。やばい、やばい、やばい。
私は夢だと思い自分の頬をつねったけど、痛かったから現実だと確認した。
「何やってんだよ。怪我したところつねって。しかも、どうして泣いてんだよ」
「夢かなぁって思って。それに、嬉しすぎて」
涙が止まんないよ~~
てか、春馬と話してて気がつかなかったけど、ここ人通り多いじゃん。
私は場所を移動したくて春馬に
「ばじょいどうじよー(場所移動しよ)」
そしたら、春馬は私の顔を見て笑いながら
「ちゃんと言えてねぇし。ほら行くぞ」
そう言って私に手を差し出してきた。
私は一瞬戸惑ったけど、すぐにその手を握った。