私の大切な王子様♪


「え?まって。期待していいってことは私のこと・・・」


「あーそうだよ。好きなんだよ、日向のことが」


うそ。やばい、やばい、やばい。


私は夢だと思い自分の頬をつねったけど、痛かったから現実だと確認した。


「何やってんだよ。怪我したところつねって。しかも、どうして泣いてんだよ」


「夢かなぁって思って。それに、嬉しすぎて」


涙が止まんないよ~~


てか、春馬と話してて気がつかなかったけど、ここ人通り多いじゃん。


私は場所を移動したくて春馬に


「ばじょいどうじよー(場所移動しよ)」


そしたら、春馬は私の顔を見て笑いながら


「ちゃんと言えてねぇし。ほら行くぞ」


そう言って私に手を差し出してきた。


私は一瞬戸惑ったけど、すぐにその手を握った。






< 49 / 71 >

この作品をシェア

pagetop