私の大切な王子様♪
はは。本当のこと言えるわけないじゃん。春馬のファンに殴られたって。
「そういうことか。日向、今の全部口に出てたぞ?俺に心配かけたくないとか思ってるのか?」
私は春馬の言ったことに頷いた。
「はぁ、俺は逆に心配かけさせて欲しいんだけど。頼りにされてない感じじゃん?」
「わかった。その代わり私にも心配させてね?」
「ああ。約束な?で、先輩に殴られたことはわかった。でも、何で殴られたか教えてくれるか?」
「うん。あのね…」
全部話終わったら春馬は急に私を抱き締めた。
「ありがとう、話してくれて。痛かったな。辛かったな。守ってやれなくてごめん」
私は春馬のせいじゃない事をわかってもらうために頭を振った。
「俺のせいでごめん」
春馬は何回も私の頭の上で謝っていた。