私の大切な王子様♪


それから私たちは自分の教室に戻った。


戻るとき春馬は私をまたお姫様抱っこした。


「ちょ、えりえりえりえりえりえりえりえり。やばい、やばい」


私はえりの耳に顔を近づけ


「春馬と付き合うことになった!」


そしたらえりは「えええええええええええええ」と大声を出した。


「ちょ、声大きいって!しぃー!」


「やったじゃん、日向!まぁ、私はわかってたけどね。あなたたちが付き合うこと」


「ん?何か言った?」


「いや、なんでもないよ」


じゃ、いいけど。


それにしてもどうしよぉ~。ちゅーしちゃったよ!


めっちゃテンションあがるぅー♪


よし、今日一緒に帰れるか聞いてみよう。


携帯携帯。


あ。失敗した。番号聞くの忘れてた。


そんな私を見てえりは


「見てて面白いわ。喜んでると思ったら突然落ち込んだり」


< 53 / 71 >

この作品をシェア

pagetop