私の大切な王子様♪


「お、彼女か?」


「ああ。可愛いだろ?」


「ノロけんてんな!おら」


春馬は遠くで何か友達と話してるみたいだけど私には聞こえなかった。


春馬は帰る支度を終え、私の所にきたかと思うといきなり


「おい、お前らよく聞けよ。」


そう言った瞬間春馬は私の肩を優しく抱き寄せ


「これ、俺の彼女だから。手出したやつ、女でも手加減しねぇから」


「ちょ、何言ってるの!早く帰るよ」


私はそう言って、春馬の手を引っ張った。


春馬は私の顔を見て


「わかったって。待てよ。照れてるのか?」


「照れてないし!」


「素直じゃないなぁ」


素直じゃないなぁって。あんなとこで公表されると恥ずかしいじゃん!


てか、春馬の性格変わってない?


何かSになったって感じ?


でも、私の怪我に気を使って歩くスピード落としてくれてる。


春馬のそんなとこが好きなんだけどね。


でもまず、周りの目がすごく気になるんですけど・・・。





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