私の大切な王子様♪


私は重たい顔を上げ声がした方を見てみた。


あ、イケメンだ…。しかも、爽やか。こんなイケメンで爽やかな人が私の席の隣だったんだ。


「…い、おーい。起きてる?」


「あ、起きてるよ」


危ない危ない…。カッコいくて見惚れてた。


まぁ、春馬の方がかっこいいけどね♪


って、私どんだけ惚れてるのさ!!気持ち悪…


「広瀬さんって何でも顔に出てて面白いね。あ、俺の名前知らないよね?」


最初なんて言ったの…?聞こえなかった…まぁ、いっか。


それより、この学校にこんなイケメンいたんだ。知らなかったなぁ。


「俺の名前は神河魁兎(かみかわ かいと)。よろしくね。広瀬日向ちゃん」


「あ、うん。よろしく」


神河…。何か聞いたことあるなぁ…。


あ、思い出した。確か入学式の時エリがかっこいいって言ってた人だ。


てか、最後のあのスマイル好きじゃない。何か作ってるって感じで嫌。


何か嫌な予感しかしない。


それから、私達は授業中にも関わらず他愛のない話をした。


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