私の大切な王子様♪

捷太に親友なんて言ったら浮かれるから内緒にしとこっと。


そん前にこいつをどうにかしなきゃ。


「ちょ聞いてるか?」


「聞いてなかった。ごめんごめん」


「だからさっきの女の子にあの子の番号聞いといて」


は?!なんで俺が聞かなきゃいけねぇんだよ。


「そんくらいのこと自分で聞け」


「えー頼むよ。一生のお願い」


「お前の一生のお願い何回も聞いたわ」


お前には何回の人生があんだ?


それに


嫌なもんは嫌だ。それに俺だって今日初めてさっきの女に会ったし。


名前も知らねぇし、組みも知らねぇ。




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