私と従兄弟のお兄ちゃん達
「じゃ、順番に軽く診察してからワクチン接種しよう。真奈ちゃんからな。」
「えっ、一番?いやだぁ」
「そういうと思ったけど、一番恐がりなんだから、先にすませちゃった方がいいからね。真奈ちゃんおいで。」
あとずさっていると、健兄ちゃんに後ろから抱えられちゃって、リビングの隣の和室に連れていかれた。
「健、そのまま、真奈ちゃん抱えてて、じゃ、真奈ちゃんのど診るから、アーンってして・・・、ほら、お口あけて・・・はい、いいよ。ちょっともしもししような。」って服を少し捲られて、聴診器をあてられた。
「緊張してる?心拍早いよ。よし、オッケー。じゃ、頑張るよ。健、そのまま、左うでをこっちにむけて、うん、袖捲るよ。」
もうはや、涙が出てきちゃったら、健兄ちゃんに「真奈ちゃん?そんなに注射怖い?」って聞かれた。
うんってうなづいたら、翔兄ちゃんに「真奈ちゃんはきっと小さいころからいっぱい病気して怖い思いいっぱいしたんだろうね。もうちょっと大人になったら、大丈夫になるから心配しなくていいよ。痛かったら泣いてもいいし。じゃ、チクってするよ。」って言われて痛みがきた。
「イタっ。うー」
「はい、おしまい、よくがんばりました。」って頭を撫ぜてもらった。
ちょっと泣いちゃったけど、注射はすぐ終わった。

「じゃ、次ぎは、友、おいで。友も健に抱えてもらうか?」
「いいよ、平気だし・・・」
「はは、そうか、じゃ、頑張れよ。」って健兄ちゃんは和室を出て、友兄ちゃんが和室に入った。

リビングで休んでたら、友兄ちゃんの注射が終わって、健兄ちゃん、おばさん、伯父さんって注射が終わった。翔兄ちゃんはどうするんだろうって思ってたら、翔兄ちゃんは病院でもう済ませているんだって・・・
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