私と従兄弟のお兄ちゃん達
翌朝、起きたら、頭がガンガンしてた。
熱出たままなんだ・・・って思いながら、ベッドから起きれずにいた。

廊下を歩く音がして、誰か起きてるんだって思ったら、部屋のドアが開いた。
「真奈ちゃん、おはよう。どうかな?」って翔兄ちゃんだった。
「健から聞いたよ。夜中に熱出てきてたんだって?さ、熱計って・・・。熱い身体してる。高そうだなぁ。」
「うん・・・」
「さっき、学校からの一斉メールで、今日と明日は臨時休校だって。欠席者おおいからって。まぁ、風邪はやってるからなぁ。」
体温計がなって翔兄ちゃんがとって、「朝からこれだけ高いとしんどいな。どっか痛いとかある?」
「頭痛い・・・」
「お腹とかは大丈夫?」
「うん・・・何度だった?」
「39度ちょうどだよ。ちょっと、診るからね。もしもしだけさせてな。」って布団をめくってパジャマの隙間から聴診器をいれてあてられた。
「うん、胸の音は大丈夫だよ。熱と頭痛だけかな?ご飯とか食べれそう?」
って聞かれたので、首を振った。
「そうだよな。ご飯食べなくても、風邪薬は飲んでな。解熱の坐薬入れよう」って翔兄ちゃんがいうから、ううん、いやいやって首を振って布団に潜り込んだ。
「真奈ちゃん、熱高いままだとしんどいでしょ?今日は病院には行きたくないでしょ?」
「うん・・・でも坐薬きらい・・・涙」
「泣かなくてもいいよ。オレがするの嫌だったら、かあさんにしてもらおうか?」
ううんううんって首を振りながら涙が出てきた。
「困ったな・・・。坐薬いやなら病院いって注射するか?」
「いやいや・・・ウワァーッ、グスッグスッ・・・」
「そんなに泣かなくても大丈夫だよ。もっとしんどくなるよ。ほら、坐薬は痛くないから、すぐ済ませちゃおう。身体、横向けるよー。下着下げるよ・・・ちょっと我慢な・・・動かないで我慢して・・・はい、いいよ。終わり。」って下着とズボンを戻してくれて布団もかけてくれた。
「真奈ちゃん、もう泣かないよ。無理やりやって、ごめんな。これで少しは熱も下がるはずだから、少しラクになったときでいいから、何か食べたり飲んだりしてね・・・ほら、少し休みなさい・・・」っていいながら、頭を撫ぜてくれた。
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