私と従兄弟のお兄ちゃん達
午後になったら友兄ちゃんが来てくれた。
「友兄ちゃん、学校は?」
「今日は土曜日、昼までだよ。さては、真奈ちゃん、曜日感覚なくなってた?」
「へへっ・・・笑」
「ほら、これ、真奈ちゃんの担任から預かってきた。」って封筒渡された。
見たら、学校のお便りとか勉強のプリントとか、友達からの手紙も入ってた。

おばさんは友兄ちゃんが来てから、用事を済ませて来るって出かけて行った。
友兄ちゃんとは学校のこととか話してたら、翔兄ちゃんが来た。
「友、来てたのか。真奈ちゃん、熱下がったね。良かった。じゃ、また来るから・・・」って行ってしまった。

夕食が終わるまで友兄ちゃんとおばさんがいてくれた。夕食はちょっとは食べたけど、まだあんまり食べれなかった。
一人になってテレビ付けてたら、隣の人がナースコールしたみたいで看護師さんや翔兄ちゃんが隣に来た。
ちょっとバタバタしている様子だったけど、少ししたら落ち着いたみたい。翔兄ちゃんが「これで落ち着くと思いますから、点滴は1時間くらいかかるので、様子見てもらって、しんどいようなら呼んでくださいね。」って言ってるのが聞こえた。

そのあと、翔兄ちゃんは私の所にも来てくれた。
「真奈ちゃん.熱計るよ。」って体温計挟まれた。38度あった。
「もう少し、様子見よう。これ以上、上がらないといいな。」
「翔兄ちゃん、今日も帰る?」
「いや、今日は当直になったから病院にいるよ。何かあったらいつでも呼んでいいからね。」
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