ミルクティー
「あー疲れた」
連行された合コンはやっぱり
楽しいものなんかじゃなくむしろ
化粧とか香水とか食べ物の匂いが
混じってて
ちょっと気持ち悪くなった
「涼、顔が死んどったな
いやーつれ回して
悪かった」
「悪いと思てないやろ」
「ばれた?」
「それより圭は女の子と
帰らんくて良かったん?」
「んーちょっと匂いに
酔うてもたからなぁ」
「あー。俺も」
そんな会話をしながら
結局二人で駅まで歩いて
そこで別れた