ミルクティー

“プシュー"

ドアが開く

人の波が過ぎてから

改札出ようと思って

座り直したそのとき

視界の端に映ったのは

ずっと忘れられへん人

気のせいかもしれへん

人違いやったらめっちゃ
はずかしい

頭の隅では
そんなこと考えてる

でも気づいたら

その人の手を掴んで

声をかけてた
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