友達以上になれなくて


俺のできる精一杯のことだった






~♪~♪





携帯の着信音が俺の部屋に響いた






「もしもし」




『こんばんは』




彼女の声だ




俺はベッドの上に正座した




「連絡くれたんだ」




『もぅ会えないかと思って』




携帯越しに聞こえる彼女の声が




俺の心にストンと落ちた





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