先生の甘い唇【短編】
印刷が終わり、先生がいる職員室へと向かった。


コンコン――


「失礼しまぁす」


「すいません。篠田先生いらっしゃいますか?」


篠田先生とは、あたしが大好きな先生の名前。


「篠田先生は今いないわよ?」




その場にいた先生が言う。



「あ、そうですか」


「たぶん、管理室じゃないかしら」


「ありがとうございました」


あたしは管理室へと向かった。
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