先生の甘い唇【短編】
上履きのゴムの音だけが鳴り響く。



「大竹」


あたしの名前を呼ぶのは





先生。


「先生?なんですか??」


緊張し過ぎて、先生の顔を直視できない。

見たいよぉ!


「お前、この後なんかあるか?」


「あっ、いえ」


なんだろう?

もしかして!


なんて勝手な妄想が広がる。

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