タイムマシン@七月七日
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「お前って彼女作らねーよな。せっかく顔は良いのに」
大学の食堂で食事をとっている。
ストローでコーヒーを混ぜていると、友人が呟いた。
「うるさい。…お前はどうなんだよ」
「なぁに?俺と彼女のラブラブエピソード聞きたいわけ?」
しまった。
また、始まってしまった。
彼女の話となると、彼はいつも酒によったように、饒舌になる。
話をきくのは、嫌いではないが人がイチャイチャしてる話を聞くことはいささか好くことは出来ない。
彼女の顔を思い出してしまうから。
もう五年くらい経ったというのに引きずっているだなんて、自分も大概なのだろう。
彼女が死んでから好きになった人はいない。
それが当たり前なのか、愛が重いのか。
よく分からない。
だが一つだけ言えるのは、何を言われようが、彼女以上に好きな人は多分出来ない気がする。
ココロにぽっかり空いた傷口を埋めることの出来る日は来るのだろうか。
そう考えつつ、つまらないイチャイチャ話を聞き流していた。
「お前って彼女作らねーよな。せっかく顔は良いのに」
大学の食堂で食事をとっている。
ストローでコーヒーを混ぜていると、友人が呟いた。
「うるさい。…お前はどうなんだよ」
「なぁに?俺と彼女のラブラブエピソード聞きたいわけ?」
しまった。
また、始まってしまった。
彼女の話となると、彼はいつも酒によったように、饒舌になる。
話をきくのは、嫌いではないが人がイチャイチャしてる話を聞くことはいささか好くことは出来ない。
彼女の顔を思い出してしまうから。
もう五年くらい経ったというのに引きずっているだなんて、自分も大概なのだろう。
彼女が死んでから好きになった人はいない。
それが当たり前なのか、愛が重いのか。
よく分からない。
だが一つだけ言えるのは、何を言われようが、彼女以上に好きな人は多分出来ない気がする。
ココロにぽっかり空いた傷口を埋めることの出来る日は来るのだろうか。
そう考えつつ、つまらないイチャイチャ話を聞き流していた。