Second Light



普通、そこは礼儀として笑って返すべきだろ。



どういう返事だよ……





「先に言っておくけど……」



彼女は、自分の席に座りながら、俺に話しかけてきた。




「絶対に、私と関わらないで。」




………。



『佐倉 みくる』ねぇ……



こいつ、絶対に仲良くなってやる。




「じゃあ、俺も関わらないなんて、嫌だね。」



「………あ、っそう。」




この学校、好きだけど、平和すぎてつまらないと思っていた。



けど、面白いことになりそうだな。





高校2年生、6月。



俺は、一人の少女と出会った。





< 10 / 577 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop