Second Light
ギィィーー
錆びた鉄のドアは軋んだ (きしんだ) 音を鳴らして開いた。
「お、起きてるじゃん。」
入ってきた中央の男は不敵な笑みを浮かべる。
年齢は20歳前後くらい。
茶色っぽい金髪は痛んでチリチリになっている。
ピアスがジャラジャラとたくさんつけていない分、
見た目の印象はさほど悪くはない。
筋肉の量は一般人よりは多いが、脅威になるほどではない。
左右に付き添う奴らは下っ端だろうか?
赤髪と緑色の髪、と特徴的な髪色に加え、モヒカンとパンチパーマときた。
覚えやすい。
しかし、こいつらに見覚えはない。
……雇われたやつか?