Second Light
「……本当にわかんねーのかよ。何にも知らねーのか?あいつのこと。」
あいつ?
一体誰のことだろう?
「なら、教えてやるよ。」
男はまた不敵な笑みを浮かべた。
「あいつーー…相馬 潤のことを。」
相馬 潤……?
なるほど。そいつ関連のことか。
確かに、なにかあるとは思っていたが、具体的なことは知らない。
「あいつは全国No1暴走族、狼神の前総長……14代目だ。」
No1暴走族……しかも総長か。
なるほどな。
どうりで強いわけだ。
「暴走族界の中でも、歴史に残る最強の男と言われ、引退した今でもその力は衰えねー。」
そして、この男みたいな奴らから狙われるわけだ。