Second Light
男は私と目を合わせ、そして去って行った。
私と相馬に関係はない。
切ろうと思えば、すぐに切れる関係。
それなのに、胸にあるこの気持ちはなに?
モヤモヤして、ドキドキして……
「総長!!」
扉の向こうから怒鳴り声が聞こえる。
「てめぇらなにしてんだ?!
さっさと準備しやがれ!!」
さっきの男の声が聞こえた。
なにかあったのは間違いない。
それが相馬と関係があるのかは話の内容からもわからない。
「早くしろぉぉぉおっ!!」
男の叫びはビリビリと伝わってくる。
どうも大変なことになっているようだ。
「仕方ない……か。」