Second Light



その言葉は、私の心に刺さった。




相馬たちの言う、「これ以上」があるとすれば、


裏の世界の他には無いだろう。



そこが、綺麗なはずがない。




命をゴミのように扱うそこが、綺麗なはずがない。



金でなんでもできるそこに “汚い” 以外の言葉があるはずがない。




「確かに、上にいけたかもな。

………俺も十分だと思いながら、もっと高みを望んでたかもしれねぇな。」



ふと、相馬はそう言った。



これだけ強い相馬だ。


これ以上の高みに夢を見るのは、当然のことだろう。



「だったら……!!」



男は、なぜそこまでして相馬を……?




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