Second Light
無表情だけど、俺のみくるへの興味は無くならない。
「わかった。相馬 潤ね。とりあえず、関わるな。」
バッサリと言い捨てて、みくるは教室から去って行った。
「……やっぱ、あいつ面白えな。」
「……お前、なにしてんだよ。」
声をかけられて後ろを振り向く。
そこにいたのは、茶髪の男。
「慎か。」
服部 慎 (はっとり しん)。
俺の幼馴染。
ーーというか、腐れ縁?
高校まで一緒になるとは思わなかったんだけどな。
しかも、同じクラスだし。
今年で何年間一緒のクラスだっけ?
「お前、また転校生にかまってるんだって?」