Second Light
「くそっ!!」
そぉいうことかよ。
このまま、確かにあの男の死体を放置するのが、最適だ。
俺は事件に関わらずに済むし、きっとすぐにこのこと自体がもみ消される。
「そういう世界、か。」
自分の命のために、生きるために……人の命を尊重しているわけにはいかない。
結果、人の命をゴミ扱いするしかない。
翔太……意味がわかったよ。
こんな世界……大切な仲間に入られるわけにはいかねぇよな。
みくるの選択は間違っちゃいねぇ。
リスクを背負ったら……死ぬ確率が大きく上がる。
「………馬鹿野郎…」
みくるは、この世界でどれだけ苦しんできたんだ?