Second Light



「やっぱり……俺は…」



なぁ、みくる。



俺は、みくるに恐怖を抱いたっていうのに、気持ちにブレがねぇよ。




今、みくるが人を殺しに行ったのは確かだというのに、


みくるが心配で……。



恐怖よりも愛おしさが勝っちまう。




お前を一目見た瞬間から抱いていた、この気持ち。


ずっとわからなかったんだけどな。



気づいちまった。




俺は、お前のことが好きなんだな。





「早く……帰って来い。」



不安で、仕方ねぇよ。


お前を失いそうなことが、前よりもリアルになったから、


怖い。



早く戻って来い。




「みくる。」



< 121 / 577 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop