Second Light
「やっぱり……俺は…」
なぁ、みくる。
俺は、みくるに恐怖を抱いたっていうのに、気持ちにブレがねぇよ。
今、みくるが人を殺しに行ったのは確かだというのに、
みくるが心配で……。
恐怖よりも愛おしさが勝っちまう。
お前を一目見た瞬間から抱いていた、この気持ち。
ずっとわからなかったんだけどな。
気づいちまった。
俺は、お前のことが好きなんだな。
「早く……帰って来い。」
不安で、仕方ねぇよ。
お前を失いそうなことが、前よりもリアルになったから、
怖い。
早く戻って来い。
「みくる。」