Second Light



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「………相馬。」



元の廃墟に戻ると、相馬は動かず同じ位置にいた。




「ちゃんと帰ってきたんだな。」



相馬は普通のつもりで話しかけているけど、その口調は硬い。




「……賢明な判断ね。」



死体となって倒れたままの男を見る。


相馬も、この世界のことを、わかってきているみたい。



「ああ。」



「早く、離れよう。あまり長くはここにはいれない。」




相馬にそう声をかけれけど、相馬は動こうとしない。




「お前、このまま行くんだろ?」


………頭が良い。


この短い時間で、この世界のルールをわかるなんて。




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