Second Light



「うん。向かうよ……組の所に。」



「俺もっ……」


「黙って。」



まさか、『俺もついていく』なんて言わないよね?



頭が良いと思ったけど、違ったか。



頭が回っても、自分の命のことを考えていない。




「あなたには……仲間がいるんでしょ?」



さっき、言っていたじゃない。



『いつだって、俺のそばにはあいつ等がいたからな。』




守りたいものがあるやつは、強い。



あなたは、大切な仲間を守ろうと必死になっていたから、強い。



だからこそ、伝説の男だった。




「それでも、お前は行くんだろ?!」



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